店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (その6)大型建造物

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その6)大型建造物

前回の陸橋につづき、今回は商圏に大型建造物があった場合の
集客デメリットのお話をしようと思います。

例えば、工場、倉庫、大きな学校等公共施設などなど
地図上ではそうでもなくても、いざ現地に立ってみると大きくて、
建物の向こうに行くのに大回りを余儀なくされる場合のことです。

大きな公園は通り抜け出来るので問題無いでしょうが、
野球場とかサッカー場とかの競技場だと通り抜け出来ないですよね。

ただ、大きな工場付近にある定食屋さんであれば、
工場の向こうからお客さんが来なくても、工場勤務の人で
お昼時は大賑わいとなることもあるので、業種の関係による所もあります。

だから、徒歩商圏半径500mにこだわるのではなく、
建物内の人々に如何に来てもらうかを目論んだ方が良いですね。

それと、厄介なのが大型ショッピングセンターの様な商業施設。
人が集まる誘導施設となるのですが、施設内で完結してしまい
周りに人が流れてこないことがあります。
施設内に競合店があれば、さらに不利になります。

施設内に競合がなく、もしくはあっても、独自性が強い店舗であれば
多くのお客さんを呼び込める場合もあります。
私が印象に残っているのは、都内の大型ショッピングモールのスグ前にある、
某ラーメン屋さんで、施設内に競合ラーメン屋はあるのに、
その店は外で大行列。施設から人が流れている良い例でした。
店舗デザインも悪くはなかったですが、味とかサービスなんでしょうね。

 

次回、その7につづく・・・
<その1 道路 >
<その2 川 >
<その3 線路 >
<その4 段差&高低差 >
<その5 陸橋 >

 

 

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