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不動産業界のことば・・・2

 

マンションリフォームのデザインや工事をしている日々の中で、
不動産会社の社員さんが話している業界隠語がチラホラ聞こえてきます。
またまた書いてみます・・・。

<つぶし物件>
比較させることを目的として見せる、条件の悪い物件。

<カラ電>
お客の前で架空の電話をする一人芝居。お客を焦らせたり、決断を急がせる手法。
営業マンの皆がやるワケではないですが・・・。

<一発屋>
初めて店に来たお客に、その日のうちに契約させる上手い営業マン。
ホームランバッターってことですな。

<観光バス>
一つの物件の複数の業者が介入することらしい。

<飛ばし(直送)>
営業マンが案内せず、お客さんだけで直接物件を見に行ってもらうことらしい。

<けっちん>
断られる事を指すらしい。撃沈のちん?

<毎速>
不動産屋さんのチラシ

どんな業界にも略語や隠語ってありますよね。
中にはそれでイイの??っていうのもありますが・・・。

 

 

 

ウッドデッキに使うウリン材

 

マンションリフォームでの、バルコニーのウッドデッキ化について前回書きましたが、
それのつながりで、材料のウリンについての小話を。

ウリンはアイアンウッド(鉄の木)とも言われる程、耐久強度、耐水性、防虫性に優れていて、
ウッドデッキなどエクステリア材に最適な材料です。

短所は、重い、色落ちする、ビス止めが大変などです。
色落ちに関して気にする方もいますが、
通常ウリン材は無塗装で使用されることが多いです。

強度・耐久性はすばらしい材ですが、他の木材同様、経年劣化はしていきます。
加工直後は、飴色ですが、経年変化で色落ちし深灰褐色になります。
薬剤無しで30年以上も耐用するといわれ、色落ちした状態が良いという方もいます。

(塗装に関しては)
塗装といっても、色をつけるのではなく透明の塗料(オスモなど)で木質保護をする目的です。
紫外線から守り、防カビ、防藻、防腐効果が期待され、初期状態を長く保つ目的で使用します。
ただし、定期的に塗り直すなどメンテナンスが必要です。(頻度は状況によります)

材料としては、間違いなく良い物です。
色落ち後のシブい雰囲気が好きか嫌いかで塗料保護の選択をしましょう!

マンションリフォームのウッドデッキ・・・

 

マンションリフォーム時、バルコニーにウッドデッキを作る時の注意点を考えてみた。

・固定する方法で作る場合、管理組合への確認が必要な場合もある(共用部分なので)
・隣室との仕切り板に避難上の不都合が無いかの確認
・ウッドデッキを作る事により、手すりまでの高さが1.1m以上保たれるか
・大規模修繕の時には取り外さなければならない
・水勾配や排水路の確保ができるか

など色々とありますが、避難ハッチの事でこんなお問い合わせがありました。

「すぐに取り外し可能な避難ハッチのカバーをウッドデッキで作りたい」

これは物理的には製作は可能です。

ですが・・・避難通路という観点で考えると、
上階、同じフロアからの避難者がパニック状態でも簡単に認識し、避難出来ることが重要です。

取外し出来るから良いという事ではなく、常に目視可能、使用可能である必要があります。
これは、不在時、もしくは玄関より避難した後に他の居住者が避難してくる場合があるからです。
自分は外す場所も外し方も分かっているけど、緊急避難時に他人が認識し、行動出来るかですね。

他の居住者の方を危険にさらしてしまう可能性もあるので、開けておく事が安全第一ですよね。