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タイルの「やはず張り」

今回はタイル張りの過程のご紹介。
ヘリンボーンの様なパターンです。タイル工事では”やはず張り”と言います。
今回は別の色を配置するデザインなので、その部分を基準として施工を始めます。
天井や床や壁の継ぎ目で斜めの細かいタイルが必要になるのでとても苦労します。

このような部分が出るので時間も掛かります。

金物の補強パイプを先付けしていますが、後ほど棚が付きます。

目地埋めをして行きます。

棚が設置されました。

完成です。
図面や絵で描くのは簡単ですが、工事は手間暇の掛かるデザインです。

ご覧いただき、ありがとうございました。

店舗外装のイメチェン

美容室店舗の外装をリフォームしました。
現状は大きな写真パネルで窓を隠していた状態でしたが、それを開放するデザインとし、
明るく、ナチュラルなイメージを作る為に「木」「白」をメインに出しました。
店舗の考え方を伝えるメッセージサインも付ける事で、美容室として明確になりました。

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p1100245<After:昼間>

2016-05-20-19-25-32<Before:夜間>
p1100278<After:夜間>

 

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北千住にある美容室 sonata(ソナタ)さんです。

HP:http://www.sonata1010.com/

Facebook:https://www.facebook.com/sonata.senjyu/

 

下がり天井組み

既存の天井にプラスするデザインで、下がり天井組み+ダウンライト照明+間接照明を施しました。
その工事過程をご紹介します。

lgs01 lgs02

現状の天井にLGS(軽量鉄骨/軽量形鋼)を施工していきます。曲線のランナー(上下部材)は事前制作しています。

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補強を取りながらさらに組んでいきます。組み終わったら次はボード貼りです。PB(石膏ボード)を貼って行きます。

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パテ打ちで下地をキレイに作っていき、仕上げ材の木目塩ビシートを貼っていきます。
照明配線、器具取付けして完成になります。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

美容室ボツ案・・・2015年夏

 

ヘアサロン計画のボツ案パースのご紹介。
インテリアデザインの完成予想図ですが、バッサリお蔵入りです。

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ヘアサロン(美容室)のデザイン&設計から工事まで行います。
新規開業だけでなく、全面リフォームや部分改装もお請けします。
ご依頼お待ちしておりま〜す!

 

工事途中をのぞきませんか?

 

一般の方が、お店や住居の内装工事の途中を見る機会はほとんどないと思います。通常はデザイン画や図面、完成した状態をご覧になりますよね。あってもご自宅やご自身の店舗工事ぐらいだと思います。ですので、今回は工事中の一部を簡単にですがご紹介をしようと思います。

・まず基本的には、給排水・空調換気の配管工事が最初になる事が多いです。配管作業1 配管作業2 配管作業3 給水、排水の配管工事

 

・そして、壁や天井の下地組です。
写真はLGS(軽鉄/軽天)という薄く軽い鉄材料を使って組上げます。このあとにプラスターボード(石膏ボード・PB)を張っていきますので、ビスが打てるように板材の寸法に合わせます。
LGS下地組1 LGS下地組2
この段階で電気の配線も大部分をします。

 

・電気配線が終わるとプラスターボードをビスで止めていきます。場所によりカットします。
壁面ボード1

 

・床の下地を組んでいきます。垂木などを使った木軸か、乾式二重床システム(フリーフロア)の部材を使うかで床レベルを取りつつ高さを上げます。その後、パーティクルボードや合板などで「面」を作ります。オフィスなどですと、OAフロア材を使う事が多いです。OAフロアは鉄製、鉄+モルタル、樹脂などありますが、詳しくはまたの機会に。2015-03-12-14.36.21 床下地組
左が乾式二重床システム(フリーフロア)の部材、右が面を作った状態。

 

・床の仕上げ材を張る為に、板材のつなぎ部分などの凹凸を無くす作業をします。
建築物の床スラブ(コンクリート打ち状態)であれば、凹凸や水平レベルを取る為に全体的にモルタルで平滑にしていきます。これをしないと部分的に少し傾斜があったり、凹凸が出たりでキレイに仕上がりません。店舗によりますが、モルタル仕上げという場合もあります。
床面仕上げの下地 床面仕上げ
この写真では、このような下地調整のあと長尺シートで仕上げています。段差部分には階段でよく見るノンスリップ材で滑り止めを施しています。

 

・壁面の仕上げの前は、パテ下地調整がメインになります。
この写真では、飾り枠がデザインとしてあしらわれ、クロスの色も変えますので先に取り付けていきます。パテもボードのつなぎ目、ビスを打った部分に丁寧に二度しごいていきます。パテは塗ってからヘラで平らにし、乾いた所で平滑にする為に紙ヤスリでしごきます。これを二度行いますので、手間も時間もかかる訳です。
壁面仕上げの下地1 壁面仕上げの下地2

壁面仕上げ
最終的にクロスを張り分けて完成になります。

他にも色々な工程がありますし、使う仕上げ材などによっても、また違う下地の工程があります。

簡単にですが工事途中のご紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか?
このように空間を造っていくには、当然ですがデザインだけではとても出来ません。
さまざまな職種の職人さんにより現実の空間となります。工程や現場の流れをスムーズにする現場監理もとても大切になります。

また、現場では机上の空論では解決できない事象があることもしばしば。
そのような時も、現場管理者、職人、デザイナー、設計者などがより良い完成になるように最前の判断をしていく事が必要です。

私たちオーベルは、デザイン・実施設計し、工場職人と詰めた話を行い、工程監理をし、現場ではたくさんの職人が円滑に安全に仕事をするための現場監理を行い、良い空間や家具を生む為に努力を続けています。
・・・なんてちょっと堅くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました〜!