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ちょっと低い弧を描く壁のつくりかた

ちょっと低い弧を描く壁。天井まで届いていない壁です。
壁の下地は、通常現場でLGSなどで下地組を作るのですが、天井まで届いていないので補強が取りづらい。
それに、後で表面に付ける仕上げ材や加工物が多く精度がとても大事になるので、
工場でキッチリ寸法通り作ったスチールパイプ骨組みを搬入して組上げます。

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墨出し(図面の線を現場に実寸で描いて位置出しします)してから骨組みを配置し、床にアンカー固定します。

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パーツ分けして作った金物を組んでいきます。
次に仕上材の下地となる合板を張っていきます。微妙な寸法も調整が必要です。

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合板を張り終わったあとは、仕上材の人造大理石を張っていきます。

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こんな感じで、工場制作した金物を搬入し組み立てた所に
別素材の仕上の為に現場で調整しながら板を張っていった事例でした。

ありがとうございました。

曲線の壁面のつくりかた

弧を描く壁面は、直線に比べると事前準備も必要で施工も難しいので費用が上がります。
でもキレイなんですよねぇ。

今回はそんな曲線壁の下地施工のご紹介です。
設計で決めた曲線の半径を元に、上下のパーツ(ランナー)を工場で製作して現場に搬入します。
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床に設計図通りの墨打ち(実物大の位置出し)をした上で、床と天井に固定していきます。
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そこにLGSスタッド(柱の様なもの)を立てていきます。
この現場は、4mほどの高い天井なのでスタッドの断面サイズも長さも大きいです。
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キッチリ決まった間隔で組上げ/固定後にボードを張っていきます。
曲面なので堅い板は使えません。今回はケイカル板の薄いものを二重張りに施工します。
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このあとは、パテを全面に施し、仕上げ材を張っていきます。
曲面壁の作り方のご紹介でした。
ありがとうございました。