繁盛の考察」カテゴリーアーカイブ

店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (2)川

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その2)川 

前回の道路につづき、今回は商圏に川があった場合の
集客デメリットのお話をしようと思います。

一般的な店舗商圏範囲で、店舗から徒歩500m半径として、
幹線道路と同じように川も商業ゾーンを分断します。

川向こうのお客さんがお店に来る為には、川に架かる橋を渡る必要があります。

これは道路の信号待ちよりも、やっかいです。
家の目の前が橋ならともかく、数少ない橋まで行って、渡るのですから。
直線的に歩行動線がとれず、来店する距離が伸びてしまいます。
気持ちの上でも道路より川の方が分断してる感じが強いですし。

橋まで大回りをして行くかな・・?
橋から遠ければ遠い程こんな風に思うから、来店率は落ちますよね。

という事は、川が店舗の商圏半径内にあれば、
川の向こう側のお客さんがお店に来る事は、かなり難しい事になります。
半径で考えると、たくさんお客さんがいそうでも、
お客さんの行動範囲は半径ではないので注意が必要ですね。

次回、その3につづく・・・

<前回の「その1道路」はこちら>

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (1)道路

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その1)道路

道路がなければ、お客さんはお店に来れません。
あたりまえ体操♪です。
そうではなくて、道路によるデメリットのお話をしようと思います。

一般的な商圏範囲で、店舗から徒歩500m半径と言われています。
この範囲中で道路はたくさん入組んでいて、
お客さんがお店に来る為には、道路を曲がったり、渡ったりします。

車が往来する道路を渡る事は、危ないし、信号待ちしなければならないし、
なるべくなら渡りたくは無い気持ちになります。
だから単純に通り向こうのお客さんはお店に来づらくなる。

道幅5mほどの道路であればあまり問題無いといわれるが、
車両交通量が多くなればなるほど来づらくなる。
2車線の道路で約10%以上は集客ダウン。
さらに、通り向こうに競合店があれば、約60%集客ダウン。
このように言われています。

まぁ信号渡ってまで行くより、近い同じ様なお店に行く気がするなと。
コンビニなんか特にそうだと自分の行動を思い返しました。

中央分離帯がある様な広い道路では、4車線で車がバンバン通っているので
通り向こうは商圏に入らない場合が多いと言われます。

という事は、大通りが店舗の商圏半径内にあれば、
その通りの向こう側のお客さんがお店に来る事は、かなり難しい事になります。
半径で考えると、たくさんお客さんがいそうでも、
お客さんの行動範囲は半径ではないので注意が必要ですね。

商圏図1
次回、その2につづく・・・

 

お店づくりに大切な「6つのセル機能」

 

お店づくりは、店舗デザインだけでは絵に描いた餅です。
色々な諸問題を解決し、
工事が上手く出来て、現実に姿を現して、初めて完成です。

ですが、それで終わりな訳はなく・・・

作った店舗は、ある意味「集客」の整備です。
チラシやホームページも広告ですが、
お店の外装、サイン看板なども広告の一つですね。

宣伝訴求機能「目立たセル」といいましょうか。
それにプラスして、誘導機能「入らセル」も役割です。

ここまで集客が主ですが、
集客しただけでは売れません。

店づくり6つのセル機能購買まで結びつけるには、この先が必要です。

お店の中に入ったお客さんが、店内を気持ち良く回って、商品に興味を持ってもらえる様に「見セル(魅セル)」機能がまず必要です。

次に、商品を選択する楽しさがあるといいですよね。
これが「選ばセル」機能。

そして、選んだ商品をレジに持って行き、スムーズに迷わず購入する様に「買わセル」機能。

さらに、また来たいと思わせるサービスなどの仕組み。ここまであれば繁盛店になれるかも?「また来さセル」機能。

 

店舗のスタッフさんたちが、POPを作ったり、商品配置を考えたり、
商品自体の品揃えを考えたり、レジ周りの配慮がされていたり、
買ったあとに何かオマケとかお礼の手紙とかでサービス向上をしたりと

6つのセル機能が満たされれば、良いお店になるのではないでしょうか?

店舗空間を作るお手伝いをデザインや工事で私たちはしていますが、
お店づくりは、そこからがスタートです。
お店は生き物なので、育てて行くのはスタッフさんです。