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店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (その5)陸橋

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その5)陸橋

前回の段差&高低差につづき、今回は商圏に陸橋があった場合の
集客デメリットのお話をしようと思います。

陸橋があるのは交通量の多い大通りがあるからですよね。
場所によっては横断歩道が無い交差点などもあります。

道路による分断に近いのですが、
「陸橋だけの場所」ではチョット意味が違ってきます。
横断歩道が無い分、川に架かる橋に似ています。
陸橋まで行かないと徒歩で道路の向こうには渡れないからです。

しかも、階段で上がってからすぐに下りなければなりません。
これは前回の(その4)段差&高低差に当てはまります。

だから陸橋は、(その2)川と(その4)段差&高低差の
2つの要素がある分、道路の向こうのお客さんは
お店にとても来づらいのです。

次回、その6につづく・・・

<その1 道路 >
<その2 川 >
<その3 線路 >
<その4 段差&高低差 >

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (その4)段差&高低差

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その4)段差&高低差

前回の線路につづき、今回は商圏に段差や高低差があった場合の
集客デメリットのお話をしようと思います。

この話の流れも4回目。飽きてきましたか?大丈夫ですか?
・・・と自分に対して言ってみました。。
まぁ始めてしまったので、最後まで書いてみたいと思ってマス!
では、行きまッス!!

まず、段差というのは、店舗に入る為のちょっとした階段とか、
もしくは2階以上の店舗を指します。
ちょっとした階段でも3段以上になると人の集中力が極端に落ち、
また、登ることに心理的な壁を作ってしまいがちです。

次に、高低差。高低差ありすぎると耳キーンってなりますよね。

まぁ、そんなスゴイ高低差ではなくって、
急な坂道のある通りのちょっと岡(or 谷)になっている場所です。
坂の上に店舗があるけど、この暑い中登ったら汗だく確定だナ。
そんな気持ちになる感じです。

段差も高低差も地図ではほぼ分かりません。
来てみて初めて分かったりします。

地図見ながら「ああココだ!」・・からのエレベーター無しで4階。

夏場の酷暑なら尚の事、上がるの大変ですよね。
商圏内の何かというより、高さが集客にマイナス面を持っている場所となります。

急な坂道のある通りであれば、商業ゾーンを分断とまでいかなくても、
上り下りを考えると競合店があれば、お客さんは来たがらないかもしれません。
坂上ゾーン、坂下ゾーンという気持ちになります。

というわけで、上から見た平面上の半径だけではない事もあります。

次回、その5につづく・・・

<その1 道路 >
<その2 川 >
<その3 線路 >

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (その3)線路 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その3)線路 

前回の川につづき、今回は商圏に線路があった場合の
集客デメリットのお話をしようと思います。

一般的な店舗商圏範囲で、店舗から徒歩500m半径として、
幹線道路や川と同じように線路も商業ゾーンを分断します。

線路向こうのお客さんがお店に来る為には、
数少ない踏切まで行って、線路を渡る必要があります。
直線的に歩行動線がとれず、来店する距離が伸びてしまいます。

しかも、踏切信号があるから二重のストッパー。
さらに「開かずの踏切」だったらもう・・・。
店舗集客にとっては川よりも強力な分断力ですね。
これは道路の信号待ちよりも、川の橋を渡るよりもやっかいです。

土地によってですが線路が高架であれば、
道路の分断とあまり変わらないかもしれません。道路の信号機だけですしね。
でも、心理的には線路の向こうというのは、ただ道路があるのとは違います。
コッチのゾーン、アッチのゾーンという気持ちになります。

という事は、線路が店舗の商圏半径内にあれば、
その通りの向こう側のお客さんがお店に来る事は、
道路分断よりもかなり難しい事になります。
半径で考えると、たくさんお客さんがいそうでも、
お客さんの行動範囲は半径ではないので注意が必要ですね。

次回、その4につづく・・・

<その1 道路 >
<その2 川 >

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (2)川

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その2)川 

前回の道路につづき、今回は商圏に川があった場合の
集客デメリットのお話をしようと思います。

一般的な店舗商圏範囲で、店舗から徒歩500m半径として、
幹線道路と同じように川も商業ゾーンを分断します。

川向こうのお客さんがお店に来る為には、川に架かる橋を渡る必要があります。

これは道路の信号待ちよりも、やっかいです。
家の目の前が橋ならともかく、数少ない橋まで行って、渡るのですから。
直線的に歩行動線がとれず、来店する距離が伸びてしまいます。
気持ちの上でも道路より川の方が分断してる感じが強いですし。

橋まで大回りをして行くかな・・?
橋から遠ければ遠い程こんな風に思うから、来店率は落ちますよね。

という事は、川が店舗の商圏半径内にあれば、
川の向こう側のお客さんがお店に来る事は、かなり難しい事になります。
半径で考えると、たくさんお客さんがいそうでも、
お客さんの行動範囲は半径ではないので注意が必要ですね。

次回、その3につづく・・・

<前回の「その1道路」はこちら>

 

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因 (1)道路

 

店舗に影響を与える 商圏7つの要因

(その1)道路

道路がなければ、お客さんはお店に来れません。
あたりまえ体操♪です。
そうではなくて、道路によるデメリットのお話をしようと思います。

一般的な商圏範囲で、店舗から徒歩500m半径と言われています。
この範囲中で道路はたくさん入組んでいて、
お客さんがお店に来る為には、道路を曲がったり、渡ったりします。

車が往来する道路を渡る事は、危ないし、信号待ちしなければならないし、
なるべくなら渡りたくは無い気持ちになります。
だから単純に通り向こうのお客さんはお店に来づらくなる。

道幅5mほどの道路であればあまり問題無いといわれるが、
車両交通量が多くなればなるほど来づらくなる。
2車線の道路で約10%以上は集客ダウン。
さらに、通り向こうに競合店があれば、約60%集客ダウン。
このように言われています。

まぁ信号渡ってまで行くより、近い同じ様なお店に行く気がするなと。
コンビニなんか特にそうだと自分の行動を思い返しました。

中央分離帯がある様な広い道路では、4車線で車がバンバン通っているので
通り向こうは商圏に入らない場合が多いと言われます。

という事は、大通りが店舗の商圏半径内にあれば、
その通りの向こう側のお客さんがお店に来る事は、かなり難しい事になります。
半径で考えると、たくさんお客さんがいそうでも、
お客さんの行動範囲は半径ではないので注意が必要ですね。

商圏図1
次回、その2につづく・・・

 

お店の改装 Before & After

 

お店のカウンター周りの改装です。

最初の写真は、もともと置いてあった什器を撤去した状態です。
壁も汚れていますね。

<Before> ここからの・・・・・・
工事前の写真_mabe

<After> へんしん!!
工事あとの写真_mabe

壁面のクロスは、新しくなり、
真新しい什器が壁周りにも配置され、
売り場らしくなりました。

お店の入口について

 

 

お店の顔である外観は、大事なのは言うまでもありません。

外装デザインで、カッコ良くしたり、オシャレにしたり、宣伝したり・・

いろんなことが出来ますが、基本的には「お店に興味を持ってもらう事」が目的ですよね。

 

お店の目的を果たす為に、正面から見たデザインを検討します。

このときに注目したいのは、お店の外を歩く人々が「どの方向から来るのか?」という点です。

 

お店の真正面から歩いてくるという事は、都会ですと少ないかと思います。

店舗前に大きな駐車場がある場合などは、真正面から歩いてきますね。

 

多いパターンは、前面道路の歩道上を左右に行き交う状況ではないでしょうか?

その中で、どちらからの方が流れがあるでしょうか?

もちろん、時間帯により左右が変わる事もあると思います。

例えば、午前中は左からが多く、夕方になると右からの流れに変わる・・などです。

 

この向きを意識したデザイン、サイン看板などの設置が出来るといいですよね。

 

デザインや設計に限らず、この視点は店舗運営、営業としても大切です。

例えば、店先に出すA看板などの販促で、飲食店とすると、

午前中の流れの人達には「この先で使うもの(飲み物やお弁当など)」を宣伝

午後には、一息つける場所でアイスや飲み物、お土産物

夕方には、お土産物やご飯、一杯呑める居酒屋的な宣伝

などなど単純かもしれませんが、大切ですよね。

 

伝えるメッセージも「安い!」とか「セール!」ってどこでも見かけます。

そうじゃなくて、何かに注力したメッセージの方が良いと思います。

 

お客さんのニーズ(望むもの)を分かりやすいメッセージで伝えられるといいですよね。

お客さんは「欲しいものを得る」だけでなく「楽しめるか」など隠れた気持ちもあります。

そんなところまで伝えられたら、沢山お客さんが入店するかもしれません・・。